織音組曲(おりおんくみきょく)

佐藤容子 作曲

佐藤先生のコメント

「織音組曲」は、織座創立二十周年演奏会のために委嘱された、四楽章構成の邦楽作品である。長年ひとつひとつの音に関わる経験を丁寧に織り重ねながらのすばらしい演奏活動に敬意を表して、「織音組曲」とした。
同時に、この題名は星座でいう「オリオン座」の意味を併せもつ。オリオン座の明るい四つの星が作る四角形は日本では古来、小鼓にたとえられ「鼓星」と言われてきたそうである。そこで組曲の第一楽章と第四楽章では、その小鼓を象徴的に使い、オリオン座の日本的な意味と重ねてみた。
比較的短い第一楽章は、第二〜四楽章で使われる、それぞれの特徴的なモチーフがすべて織り込まれており、いわばパッチワーク的な雰囲気を持つ。第二楽章は打楽器の即興演奏で幕を開ける勢いのある楽章、対照的に第三楽章は、叙情的な尺八独奏から始まり、ゆったりとした時間の流れを作る。最終楽章はリズムの変化に富みながら快活で、さらなる発展を願う意味をもつ。



作曲していただいて          伊藤憲夫

織音組曲は、私たち邦楽合奏団織座の第二十回記念定期演奏会のために、佐藤容子さんにお願いして作曲していただきました。
私たちは1989年の第1回定期演奏会を皮切りに、定期演奏会の開催を活動の中心に据えて団を運営して参りました。この間、様々な曲を演奏してきましたが、織音組曲の楽譜が到着し、初めて音にしてみたとき、今までとは違った新しい感覚に触れた思いがしました。
指揮の稲田さんが、「新しい感性で、佐藤さんらしく色彩豊かで、これまでの邦楽にはない曲だなあ」と感想を述べておられましたが、次々変わっていく拍子やそれぞれの楽器のメロディーに、またみんなの演奏がひとつになってハーモニーを奏でるときのすばらしい響きに感動いたしました。

この曲は、演奏していて、楽しさを感じることができる曲だと思います。邦楽の合奏を楽しんでいる方々にも喜びを感じていただきたいと思い、佐藤さんにもご快諾をいただき、楽譜として発行することにいたしました。ぜひ、多くの場で演奏いただければと思っております。

 

 

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